2022年11月11日 12:42

全国の地域事業者とユーザーをマッチングし、地域の課題解決を目指すSAGOJO社は岐阜県からの委託を受け、岐阜県美濃市と連携。「美濃和紙産業の振興」や「空き家の活用」に向き合いながら、岐阜県美濃市の地域ファンを増やす地域コミュニティ「ぎふクラフト室」をオープンした。

近年、全国的にも空き家が増加傾向にあり、岐阜県内でも適正に管理が行われていない空き家等が防災、衛生、景観等、地域住民の生活環境に影響を及ぼす事例が発生している。2018年の岐阜県内の空き家数は約14万戸、空き家率15.6%となっており、これは全国平均の13.6%を大きく上回る。また1980年以降、美濃市の老年人口は増加を続けており、2045年には全人口の44.4%まで達する見込み。これに伴い、1300年の伝統を誇る「美濃和紙」をはじめとする地場産業の衰退や担い手の確保が課題となっている。

「ぎふクラフト室」では、SAGOJO社と岐阜県及び岐阜県美濃市が連携し、「美濃和紙産業の振興」と「空き家の活用」に向けて、オンラインと現地体験を組み合わせて活動する。

11月26日~27日には全国から集まるクラフト好きの参加者が岐阜県美濃市を訪れ、空き家の見学ツアーや解体作業の体験を行い、空き家の活用について考える。また2023年12月には、「美濃和紙」を活用した作品アイデアのプレゼンテーションを開催。優秀なアイデア作品は商品化も検討される。