2022年11月09日 16:15

紙製品や乾燥剤の製造を行う日本化工機材の主力製品「角紙管」が、サンウエスパが今年9月に販売開始したクラフトジン「MAWSIM」のパッケージに使用された。「MAWSIM」は、カンボジアで蔓延る侵略的外来種の水草「ホテイアオイ」から、セルロース系バイオエタノールを製造する過程で生まれた高品質クラフトジン。ボトルは半人工で作られており、形状はケルデル瓶のように角があり、デザイン性が高い。
サンウエスパのパッケージへの希望は「環境に悪影響を与えるような豪華な装飾や過剰包装をしたくない。」ということだった。角紙管は古紙100%でリサイクル可能であるため、環境配慮の面ではピッタリの素材。またサイズ展開が豊富であるため、「MAWSIM」の四角いボトルがぴったり収まるサイズを用意することができた。
角紙管の表面は硬くて丈夫なので、ボトルが綺麗に収まることで、余分な緩衝材は不要。天底の蓋部分には、縦向きにカットした角紙管を使用。外観を全て同素材としたことで、強度を持たせつつ、統一感のあるデザインとすることができた。そして過剰な印刷は行わず、パッケージ本体にブランドオリジナルのステッカーを貼るものとした。
今後、サンウエスパでは、角紙管の強度を活かして「ボトルリターンシステム」への取り組みを検討しており、実装予定。内容物のリユースを可能とする強度を持つという事も、角紙管の大きな魅力と言える。