2022年11月02日 09:54

小田急グループの箱根登山鉄道は、12月3日、「箱根登山電車と車両基地見学会2022」を初開催する。
今回の見学会は、普段は車庫への回送時にのみ運転する箱根湯本駅~入生田車両基地区間の「三線軌条」乗車体験のほか、入生田車両基地では人気の旧型車や車両移動機「アント」の見学等、より深く箱根登山電車の裏側を見ることができる特別なイベントとなっている。箱根湯本駅~入生田車両基地間の乗車体験は初の試みであり、多くの人々から同特別運行を期待する声があった。三線軌条とは、3本のレールを敷き、軌道幅の違う2種類の電車を走らせる線路の敷き方。広い方を箱根登山電車が、狭い方を小田急電車が走る。箱根登山電車の車両がこの三線軌条を運行するのは通常車庫への回送時のみのため乗客が箱根登山電車に乗って三線軌条を走ることができるのは今回が初めてとなる。
開催内容は、箱根湯本駅~入生田車両基地間の3000形「アレグラ号」単車で往復回送体験、モハ1形の運転台見学、普段は通ることのできない貫通路歩行体験、3000形「アレグラ号」の運転台見学、ドア開閉操作等体験、定期検査中の2000形「サン・モリッツ号」第2編成(2003-2004)の見学、車両移動機「アント」の見学、モハ1形に乗りながら洗車体験、箱根登山電車オリジナルグッズ販売、参加記念のノベルティプレゼント。
参加料金は1万5000円(税込)。開催場所は入生田車両基地。開催日は12月3日。参加申込みは、11月6日10時より「箱根登山電車ONLINESTORE」にて開始。