2022年10月28日 12:20

eboard(イーボード)は、不登校支援の人材育成を目指したプログラム「eDojo」をスタートした。

オンライン教材eboardを開発・運営するNPO法人eboardは、これまでにも、不登校の家庭だけでなく、教育委員会が運営する不登校児のサポートのための「教育支援センター」や民間のフリースクール等に、教材や研修の提供を通じたサポートを行ってきた。しかし、急増する不登校に対し、現在、不登校の小中学生の約3割が「相談・指導等を受けていない」状態を改善していくには、中長期的なサポート人材育成の仕組みづくりが不可欠だと考え、不登校サポート人材育成プログラム「eDojo」を、8月よりスタートした。

プログラム内の講座は、対人支援のための教育心理、学習支援、こども家庭福祉の3分野、フリースクール等民間団体の運営のための組織運営分野の計4分野で構成。対人支援分野については、文教大学教育学部・会沢信彦教授をはじめとした各分野専門家の監修を、組織運営分野については、フリースクール全国ネットワークの協力の下、制作を進めた。

8~9月に行われた第1期プログラムには、NPO法人東京シューレ、NPO法人寺子屋方丈舎、認定こども園ひかりの子 フリースクールこといろ、フリースクールはらいふのスタッフが参加。プログラム受講分野と未受講分野の比較では、短期的成果(短期アウトカム)について、受講分野に総じてプラスの変化が見られた。同プログラム第2期では、民間のフリースクールだけでなく、教育委員会が運営する「教育支援センター」の運営者・スタッフも参加し、12月頃に実施予定だ。

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