2022年10月28日 09:02

KDDI、渋谷未来デザイン、渋谷観光協会を中心に組織している渋谷5Gエンターテイメントプロジェクトは、リアルとバーチャルが連携する都市体験の提供を目指すために、新しく拡張された「デジタルツイン渋谷」を10月27日より開始する。第一弾として、渋谷にある「SUMADORI-BAR SHIBUYA」にて実証実験を行う。
「デジタルツイン渋谷」は、リアルとバーチャルを連動させることを目的に、実在都市の建物・環境を写実性をもってバーチャル空間に再現した都市連動型メタバースの一種。今回は、渋谷スクランブル交差点エリア、センター街エリアにフォーカスし、現実の渋谷から収集した写真データをデジタル化。リアルとバーチャル双方向でのコミュニケーションを実現した。
実物の建物やアイテムを忠実に再現しているため、より現実世界に近い世界観で展開することが特徴。また、リアルの街でスマートフォンをかざすと、デジタルツイン内のアバターが現れる。これにより、デジタル空間とリアルが密に連携し、リアルとバーチャル間でのリアルタイムでのコミュニケーションが可能になる。
今後は「バーチャル渋谷」と「デジタルツイン渋谷」をそれぞれの特徴に合わせて使い分けることで、より渋谷の街が持つ魅力の最大化、新しい価値の提供を目指す。それだけでなく、「都市連動型メタバース」において、さらなる実在都市との連携強化、経済圏や生活圏の拡張に向け、「バーチャル渋谷」と「デジタルツイン渋谷」を、目的や用途に合わせて提供していく。