2022年10月25日 12:53

矢崎化工は、様々なシーンで快適な走行を可能にする搬送台車「ACROS(アクロス)」で「2022年度グッドデザイン賞」を受賞した。

デザイン振興会主催のグッドデザイン賞は、1957年創設のグッドデザイン賞選定制度を継承する、日本を代表するデザインの評価とプロモーションの活動。国内外の多くの企業や団体が参加する世界的なデザイン賞として、暮らしの質の向上を図るとともに、社会の課題やテーマの解決にデザインを生かすことを目的に、毎年実施されている。受賞のシンボルである「Gマーク」は優れたデザインの象徴として広く親しまれている。

どんな「悪路」も越えていける画期的な搬送台車「ACROS」が、今回、2022年度グッドデザイン賞を受賞した。「ACROS」は今まで台車での搬送ができなかった雪・砂利・土や段差などのシーンでも搬送を可能にした画期的な台車だ。運び手に優しい台車を目指し、ハンドルの動き、軽さ、デザイン、そして走行部と細部までこだわった。

グッドデザイン賞審査員による評価コメントはこちら。「悪路でも運びたいという要求に対して、クローラーを採用したところが面白く、実現したところが見事だ。マーケットインの製品開発が多い中で、開発者の思いが強いプロダクトアウトな開発姿勢が感じられる。ゴムでなくメカ機構で組み上げられたクローラーは、無機的な構造にもかかわらず段差を乗り越える時の生き物のようなダイナミックな動きが魅力的で、悪路で物を運ぶという本来の目的に加え、道具を使う喜びを与えてくれる製品である。」

ACROSの製品情報はこちら