2022年09月28日 19:47

南三陸町観光協会は、南三陸町内の宿泊施設を運営する3施設にて、宿泊施設で提供する食事等のロス削減に取り組む宿泊プランを、10月1日より食品ロス月間に合わせて提供する。
自然豊かな南三陸町には、海の幸を求め旅行で足を運ぶ観光客が毎年多くいる。また地域内の宿泊施設は、漁師と宿を兼業しているケースも多く、都心に住む人からは新鮮な食材への感動の声が寄せられている。その一方、利用客にお腹いっぱい食べてほしいと料理を多く出して、結果食べきれず残してしまったという声も多く見受けられた。
そこで、南三陸町では10月の食品ロス月間に合わせ、提供する料理の量を減らし、利用客が無理せず美味しく楽しめる「おいしく食品ロス解消プラン」の販売を開始する。提供するのは、地域内で企画に賛同した宿泊施設3施設。提供期間は10月1日から宿泊キャンペーン終了時までの予定だ。
フードロスは持続可能な開発目標であるSDGsの目標12「つくる責任つかう責任」の中にも示されている。そのため、1つの宿泊施設の問題としてだけでなく、地域全体の大きな課題として解決に取り組んでいく必要があると感じている。食品ロスという社会課題の認知を向上させつつ、旅をしながら無理なく社会課題の解決に参画する機会を提供する。
開催期間は、10月1日~各宿泊施設宿泊キャンペーン終了時。開催場所は、宮城県南三陸町内宿泊施設。