2022年09月14日 12:59

Arch(アーチ)は、9月14日、建設現場の建機レンタル品管理を全てデジタル化する「Arch」を正式リリースした。
今なおアナログな方法で行われる、建設現場の建機レンタル品の管理業務。これを全てデジタル化するのが「Arch」だ。同サービスは建設会社と建機レンタル会社をつなぐアプリで、双方にコストダウン・工数削減・生産性向上効果などのメリットがある。
「Arch」は着工前から竣工後までトータルサポート。手間の掛かる発注先選定業務には「一括見積」サービス、電話での口頭注文に起因するトラブルには「オンライン自動発注」サービス、紙の帳票による現場内の管理には「在庫管理」サービスで構成する。「Arch」は建設会社のみならず、レンタル会社にもメリットのあるWin-Winなサービスだ。建設会社の最大のメリットは平均34%のレンタルコスト削減効果で、さらには見積収集と比較にかかる期間を76.6%削減できる。レンタル会社のメリットは新規現場獲得のためにかかる営業時間を2.5時間削減できる点にある。また、飛び込み営業を無くすことから、営業担当者の心理的負担軽減効果も見られる。
同社は安藤ハザマが主催するプログラム「安藤ハザマ アクセラレーター2021」に採択され、1月より施行中の建設現場にて実証実験を重ね、サービスの改善や有効なデータの取得を行ってきた。この実証実験は複数の大手建機レンタル会社の協力のもと、双方から要望を受けサービスに反映した結果有用性の高いサービスが完成した。