2022年09月13日 19:07

イーデザイン損害保険と慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科(慶應SDM)は、「交通環境のリスク評価を考慮した安全運転者の行動・習慣に基づくドライバーモデルの構築」に関する共同研究契約を締結した。
イーデザイン損保は、「事故時の安心だけでなく、事故のない世界そのものを、お客さまと共創する。」をミッションに掲げ、事故削減につながるさまざまな取り組みを展開。2021年11月に発売した、共創する自動車保険「&e(アンディー)」では、一人ひとりの顧客に寄り添い、一人でも事故にあう人を減らすために、IoTセンサーとスマートフォンを連携した安全運転支援サービスなどを提供している。慶應SDMは、安心・安全であること、環境との共生を実現すること、そして持続的に協生できることを重視した社会を構築するために教育および研究を行っている。
近年では運転支援システムや自動運転システムの実現に向けた研究・開発が盛んに行われている。こうしたシステムの構築に際しては、交通環境下での危険や異常の知覚を前提とした運転者の意思決定行動をモデル化した「ドライバーモデル」が活用されている。イーデザイン損保と慶應SDMは、イーデザイン損保に蓄積された事故データと顧客から得られた運転データをもとに、危険な交通環境下でも事故にあわない運転者の確認行動や運転操作を分析し、新たなドライバーモデルを構築。これにより、急操作の回数等による評価だけではない独自の安全運転評価手法や安全運転を支援する新商品・サービスの開発につなげ、交通事故の削減を目指していく。