2022年09月13日 19:05

鋳物製品の大きなシェアを誇る富山県「ものづくりのまち高岡」。今年、新しい試みとして工芸職人×クラフト作家×フード×音楽をテーマに、新たなイベント「高岡クラフトマルシェ」を開催する。
高岡のものづくりはもちろん、隣県だけでなく遠方は北海道からさまざまなクラフト・工芸作家、ものづくり団体やショップ、メーカーを招待し、40を超えるブースが集合する。みどころのひとつは、20社以上の伝産工房が技術を一堂に体感できる、屋上に突如現れた「一坪工場(ヒトツボファクトリー)」の集合体。まさに高岡の技術工場が軒を連ねる「銅器団地」をコンパクトにまとめて持ってきたような大型展示会の開催は、今回が初めてとなる。
会場は、富山県でもイベント開催前例のない、立体駐車場の屋上。1年間のうち半分以上の日数、「空から何かが降ってくる」のが、富山県高岡市の北陸的な天候。野外で大規模なイベントを開催するにはリスクが大きい。そこで今回、初の試みとして高岡駅に隣接する立体駐車場を会場に。秋晴れで気候の良い季節に、見晴らしが良い最高の環境で、音楽やフードを楽しみながら、素敵なモノ作りに出会うことができる。
来場・設営も車でダイレクトに来ることができる上に、1フロアの面積も広く、利便性に富む。また、駅前なので車を停めたあと、会場である中央駐車場を起点とした街歩きを楽しんでもらうきっかけになることを目指す。都心ほど満車になることが少ない、高岡の立体駐車場の新たな活用方法となるかもしれない。