2022年09月07日 12:34

大阪電気通信大学高等学校は、2022年度新入生に対して、ITAD大手「アンカーネットワークサービス(ANS)」製造のリユースパソコンを活用することが決定した。

同社では、電通高校工学科のプログラミング授業で使用するパソコンとして、従来から新品のパソコンを斡旋していた。しかし保護者の負担が大きく、同校では導入方法の多様化を検討していたという。校長は以前よりSDGs達成に向けて生徒にも環境改善意識を持ってもらいたいという教育方針を持っていた。そこで、環境に配慮したリユースパソコンの授業活用をANSへ相談、機能や価格などを検討した結果、2022年度の新入生にANSのリユースパソコンを斡旋することとなった。

2022年度工学科新入生全255名への案内の結果、本年5月、219台のリユースパソコンが新入生の手元に届き、授業で使い始められている。今回のリユースパソコンは、主に大企業・団体などから回収した使用済パソコンを再生しており、新規購入の場合のおよそ1/3の価格となった。

使用されるリユースパソコンは、回収品のデータ消去を行い、破損部品の取り換えやクリーニングなどを行ったうえで、OS等必要ソフトをインストールして提供した。購入した保護者からも好評で、新入生の約86%がANSのリユースパソコンを購入。電通高校では、今後の品質状況やサポートなどを評価したうえで、来年度以降も継続する予定。