2022年08月26日 18:59

デプトシーは、ロボットシャーシを製造するAgileX Robotics社が製造するUGV(無人地上車両)およびAGV(無人搬送車)を、日本正規販売店として8月5日より販売を開始する。

これまでAGVといえば、倉庫や工場といった平坦な床面の決められた範囲を、決められた手順で走行するといったものだった。デプトシーが販売を開始するAgileX Robotics社のロボットシャーシには、倉庫内などの平坦な床面だけではなく、野外の不正路を走行する機能を持つものも。さらに自律走行が可能なものなど、ユニークかつ実用的な、多種多様な性能を備えている。

AgileX Robotics社の特長である迅速な2次開発を組み合わせることで、各種点検業務や、農地内での搬送の自動化、工事現場での資材搬送の無人化など、従来のAGVでは不可能だった業務を担うことが可能に。また、導入コストの低さも特長で、これまで自動化するにはコスト面でハードルが高かった業種でも、定常作業の自動化・効率化を図ることが可能となった。

想定される導入ケースのひとつが農業。小・中規模の農業において、収穫場所から出荷作業場までの運搬業務に、「SCOUT 2.0」や「BUNKERシリーズ」を導入。収穫した作物が一定量に達すると圃場内の作業場まで自動で輸送し、出荷担当者に届ける。そのほか、大規模な工事現場や土木工事の現場、物流と生産においても、業務を自動化することができる。