2022年08月24日 16:31

無添加石けんのパイオニアであるシャボン玉石けんは、九州産業大学、五島列島の北部にある「小値賀島」、プラスチックメーカー「テクノラボ」とコラボ。「小値賀島の海洋ゴミのアップサイクルにより誕生した石けんケース」と「シャボン玉浴用」がセットになった「石けんケースmu(ムー)」を2、8月30日より発売開始する。

「石けんケースmu」は、実際に五島列島・小値賀島の海岸で採取した海洋ゴミを素材とする「100% 小値賀島産」のアップサイクル製品。デザインは昭和レトロとして注目を集めている「セルロイド製の石けんケース」を意識し、環境問題にも考慮した令和時代の新しい石けんケースとして製作した。

「mu(ムー)」という名前には、「無=0」という意味が込められている。島暮らしにおいては、「海洋プラスチックごみの漂着問題」や「洗浄剤の排水による海洋の生態系への影響」など様々な環境問題に直面。アップサイクルによる製品開発で海洋ゴミを減らす。シャボン玉石けんが製造する無添加石けんで海洋への負荷を最小化する。これらの環境問題に対する想いが一致したことで、今回のコラボ商品の発売が実現した。

同社ではこれまでも洗浄剤の排水問題に取り組んできた。福岡県宗像市・地島では2021年9月より3カ月間、地域全体でシャボン玉石けん製品を使用してもらう「生活排水の環境及び生物に対する影響に関する実証実験プロジェクト」を実施。結果は現在検証中だが、シャボン玉石けんはこれからも、持続可能な社会の実現に向けて様々な取り組みで貢献する。