2022年08月24日 15:38

病院の受け入れ情報をリアルタイムに共有・可視化して、空いている病院を提示するサービス「Ambulance-net.JP」が、RESCUE EXPO in 立川で即日のアカウント発行サービスを提供する。

救急搬送先が見つからない問題が連日報道されているが、この問題は問い合わせ業務を効率化させるための、病院の空き情報が提供されていないことも一因。観光分野では、ハイシーズンでも旅行サイトを使えば希望の地域や価格ではないかもしれないが、空いている宿は探すことができる。医療にも旅行サイトのような検索サービスが必要とされている。

一部の先進的な地域では病院の空床情報を活用した救急搬送が行われているが、全国としては空床情報の活用は普及していない。日本は地震や水害など災害が発生するため、医療サービスの需要者である傷病者の急増と、医療供給者である病院機能の障害によるアンバランスに対して、常に備える必要がある。

そこで同社はこの状況を改善するため、無料プランがある全国対応の救急隊向け病院検索サービスを開発した。「Ambulance-net.JP」は、医療サービス開発スタートアップのEssence researchが提供する救急隊向け病院検索サービス。期間中、RESCUE EXPO in 立川ではサービスのデモ紹介を行いつつ、即日のアカウント発行サービスを提供する。なお「Ambulance-net.JP」は救急隊専用サービスのため、登録には所属している消防署などを確認する。