2022年08月23日 16:00

ugo社とアールティは、販売代理店契約を締結し、大学、高専などのアカデミック向けにアバターロボット「ugo(ユーゴー)」を拡販するための協業を開始した。ugoは、2本の7軸アーム、上半身を昇降できるリフター、自律移動が可能なカートで構成されるアバターロボット。2D LiDAR SLAM機能を標準搭載しており、Mapによる自動巡回が可能。360°視野カメラ、マイク、スピーカーを搭載しているため、遠隔地の様子を映像で確認したり、肉声と音声合成による人とのコミュニケーションも可能。

同社は従来の単純な遠隔操作ロボットと、完全自動ロボット双方の利点を併せ持つ次世代型アバターロボットとして「ugo」を開発。ロボットを統合管理するプラットフォームと併せて、警備、点検、物流、製造などの業界や、企業の自律走行搬送ロボットの研究開発向けにレンタル販売を行ってきた。

移動ロボットとしての機能を兼ね備えた双腕ロボットの研究開発向け製品の流通が少ない中で、「ugo」は既に、オフィスや製造現場などでの稼働実績がある。ロボットの遠隔操作、人とロボットのインタラクション(相互作用)、コミュニケーションの研究など、広い研究分野での活躍が期待できる。

この度、大学や高専などアカデミック向けのロボット開発、販売事業を展開し、15年以上にわたるノウハウを持つアールティと販売代理店契約を締結。アールティが「ugo」のアカデミック向けとして初の販売代理店となることで、研究予算での購入をサポートする。