2022年08月18日 18:49

兵庫ベンダ工業海洋水産技術研究所は、「マリンピア神戸 さかなの学校」に、9月10日、食と学びをテーマにした、釣りが楽しめる体験型教育施設「KAIKENの釣り堀」をオープンする。

2006年に科学誌「サイエンス」に、「2048年、海から魚がいなくなる」という論文が発表された。海洋水産技術研究所(KAIKEN)では、海に関心を持つ人を増やしたい、海をもっと身近に感じてほしい、という想いから「釣り」に着目。とはいえ、いきなり海や川に釣りにいくのは少しハードルが高いので、多くの人に手軽に・気楽に・手ぶらで楽しんで欲しいと釣り堀を考えた。釣り堀を通じて、「観察する」「知る」「獲る」「調理する」「食べる」ことを学び、森・里・川・海が生み出す生態系の循環を意識しながら、自然と共生する大切さを学ぶことができる。

「KAIKENの釣り堀」は、海が好き・魚が大好き・釣りをやりたい・魚料理にチャレンジしたいと言った人にオススメの体験型教育施設。ルールやマナーを守り、コミュニケーションを取りながら、「知る」「釣る」「調理する」「食べる」を楽しめる。ここでの経験を通じて、海や川へ釣りに出かけたり、たまにはスーパーで丸魚を買って自宅での調理にトライするきっかけになればと考える。

今後KAIKENでは、海洋・水産に関する研究および教育発信拠点を目指し、実験フィールドの展開やイベントを定期的に開催していく予定。詳しくは、KAIKEN webへ。