2022年08月16日 15:06

ばとんは、オリジナルご当地商品として、南あわじ市の大栄窯業協力のもと、実際の淡路瓦と全く同じ素材・製法で日本家屋の屋根を模した「釜めしの蓋」を開発した。

同社は、人と自然が調和する「あわじのむらづくり」を進めている。南あわじ市は、日本の三大瓦生産地のひとつ。当地で生産される淡路瓦は、400年ほど前から生産され続けているといわれている。同商品は、実際の淡路瓦と全く同じ素材を日本家屋の瓦屋根を模した形状に型抜きし、実際の淡路瓦と全く同じ工程で焼き上げた釜めしの蓋だ。

使用方法は、通常の釜めしを炊く際の木蓋を同商品に差し替えるだけ。最大の特徴は、その吸水性。瓦は吸水性に優れた素材であることから、炊飯時の湯気をほぼすべて吸収してくれる。それにより、炊きあがりの際に蓋裏が濡れることがほとんどなく、余分な水分がご飯に落ちることもないので非常にふっくらと炊き上げることができる。白米は勿論、御食国・淡路島の新鮮な食材を使った釜めしや炊き込みご飯をそれぞれの店舗で創作することで、島外から淡路島を訪れる観光客の人々や、これから回復が期待されるインバウンドなど幅広い客層に淡路島の魅力を訴求することができる。もちろん、個人での使用も大歓迎だ。同商品によって、1000年を超える歴史を持つ瓦屋根がある風景をテーブルシーンから創っていくことで、日本が持っている持続可能性にもう一度目を向け、より良い未来を紡ぐ一助になればと考えている。

価格は蓋単体で5000円(税抜)程度を想定。販売は9月から順次開始予定。

ばとん