2022年08月12日 09:39

主婦の友社は8月1日に、芦屋と六本木ヒルズに店舗を構えるグルメな食のセレクトショップ「グランドフードホール(通称グラホ)」の岩城紀子代表による、「からだ思いのグルメ調味料選び方・使い方」を出版した。
「神舌」バイヤー岩城さんが、日本全国の「いいものをコツコツと作り続ける、こだわりの生産者」による絶品調味料だけを選りすぐって紹介。名も知らぬ小さなメーカーが添加物を使わずに、厳選した材料で手間暇と愛情をかけて作った調味料たち。そのこだわりの製造過程は、知るほどに頭が下がる。そしてできあがった調味料は、大量生産のものとは当然ながら一味も二味も違う。
たとえば「三ツ星醤油」は、創業330年を経た今もガスを使わず薪で大豆を炊き、手麹(てこうじ)という昔ながらの手法を使って作られていて、製造元の堀河屋野村は醤油発祥の地である和歌山で現存する最古の蔵。原材料にみりんが入っているのは、味つけのためではなく、薪で大豆を炊くため、なべ底が焦げつかないようにみりんでふいているのだとか。使っているのはシンプルに丸大豆、小麦、天日塩、本みりんのみで、添加物は一切なし。
「あっちゃんの塩」は、沖縄の美ら海水族館の近くの備瀬先の海水を100%使用した天然塩で、海水は必ず満潮に向かう上げ潮をくみあげ、平釜で1日かけてじっくり煮詰め太陽の熱で乾燥させている。
「からだ思いのグルメ調味料選び方・使い方」は定価1900円(税込)。8月1日発売。※電子書籍もあり