2022年08月10日 15:00

南三陸町観光協会は、震災伝承ラーニング施設「南三陸311メモリアル」の10月1日オープンに先立ち、8月10日よりオンラインチケットを販売開始する。
「南三陸311メモリアル」は、防災・減災にについて自分ごととして考えるためのプログラムを提供する震災伝承ラーニング施設。延面積593.12平方メートルとコンパクトな施設だが、住民たちの体験や思いに触れることができる展示やプログラムを備えている。自然災害から命を守るために大切なことは何かを問い続けることが、同施設のミッションだ。
「南三陸311メモリアル」は、チケットがなくても入場できるフリースペースとチケットの購入が必要な有料ゾーンで構成されており、有料ゾーンは、展示ギャラリー、アートゾーン、ラーニングシアターを用意。展示ギャラリーは、住民たちの証言映像や町内各地でのエピソードをまとめたバナー展示のほか、防災対策庁舎で九死に一生を得た人々の証言映像などが展示されている。アートゾーンは、大災害で失われる命の重さに触れ、「自然とは、人間とは、生きるとは」に思いを馳せてもらう静寂の空間だ。ラーニングシアターは、住民たちの体験をもとに自分ごととして命を守るための行動について映像を見ながら考えることができるプログラムを用意している。
入場料は、「レギュラー」一般1000円、高校生800円、小学生・中学生500円、「ショート」一般600円、高校生500円、小学生・中学生300円(プログラム所用時間に合わせて設定)。オープン日は10月1日。所在地は、宮城県本吉郡南三陸町志津川五日町200-1。