2022年08月10日 09:50

宮崎県椎葉村は、2023年8月9日に調印式を実施し、登山地図GPSアプリ「YAMAP」を運営するヤマップと「自然環境を活かす人材の育成に関する協定書」を締結した。
山村の活性化に向けた「関係人口」創出・拡大のため、森林空間を健康、観光、教育等の多様な分野で活用する「森林サービス産業」創出の期待が高まっている。宮崎県椎葉村は、九州中央山地の真ん中、村としては九州最大の面積となる人口約2600人の広くて小さな村。敷地の94%を森林が占める椎葉村では、林業振興と観光振興をかねてより推進してきたが、自然環境を活かす人材の不足が課題となっていた。今回の協定は、ヤマップと椎葉村がそれぞれの技術や知見を最大限に活用し、椎葉村の自然環境を活かす人材の育成において相互に協力し、地域の課題解決と地域社会の発展に寄与することを目的としている。
協定内容としては、「自然環境を活かす人材の育成に関すること」「自然環境を活かした観光の推進に関すること」「情報発信の充実強化に関すること」「その他、相互に連携及び協力が必要と認められる事項に関すること」の調査・実証・検証に関して連携および協力する。具体的な取り組みとして、まず、椎葉村がアウトドアプロジェクトを推進する地域おこし協力隊をヤマップと連携して募集。当該協力隊にはヤマップ専属ガイド指導のもと椎葉村内にてアウトドアアクティビティの開発等に従事してもらう予定だ。