2022年08月09日 12:59

京都市及び西陣織工業組合では、本年が西陣呼称555周年であることを契機として、年間を通して「西陣呼称555年記念事業」を実施している。これはより多くの人に、京都を代表する伝統産業の一つである西陣織をはじめとする和装の魅力を知ってもらうとともに、西陣地域の魅力発信を目的としたもの。

この度、本事業の一環として、「西陣designグランプリ」を初開催することが決定した。本グランプリでは、西陣織をテーマとした斬新なデザイン・アート作品を幅広く募集する。

西陣呼称555年を迎えるいま、西陣織の持つ図案の美しさや多様性、織物素材としての用途の広さなどの数々の魅力をこれまでにないかたちで表現。それにより西陣織が持つ魅力をさらに深めるとともに、より多くの人々にその魅力を発信する契機とする。また、文化庁移転を控えた京都において、西陣織の持つ文化的価値にも光を当てることで、産業と文化の融合による新しい西陣織の価値の創造を目指す。

募集するのは、西陣織を活用した作品であり、「西陣の未来」というコンセプトに当てはまり、西陣織の魅力を引き出そうとする作品。個人・企業・グループ等を問わず、西陣織に関心があり、次世代に向けて西陣織の魅力を作品に込めて発信したいという熱意のある人であれば誰でも応募可能。グランプリ1名には賞状+副賞15万円を授与。また各受賞作品は、西陣織会館での展示のほか、関係する施設や事業で展示するなど、広くお披露目の機会を設ける。詳細はこちら