2022年08月09日 09:56

ブルーストーンリンクアンドサークル(ブルーストーン)とANAホールディングス(ANAHD)は、ドローン物流社会の実現に向けて、飛行ルートの構築に必要な通信環境の品質レベルを可視化するサービスの共同開発に関する基本合意書を締結した。

ブルーストーンは、2014年からドローン事業に携わり、2016年に上空の通信ネットワーク解析を定義化してソリューション展開を開始した。設立した2006年から移動体通信事業者と直接取引にて無線領域の最適化サービス提供し続けた同社だからこそ、ドローン運航に必要な通信ネットワーク品質の判断が可能だ。ANAHDでは航空機の安全運航に関する知見を活かし、ドローンオペレーターとして、福岡市や五島市にて無人地帯での補助者なし目視外飛行(レベル3)による実証実験を行う等、2022年度のレベル4解禁を目処としたドローン配送サービスの事業化にむけて、継続して検証を実施している。

12月の航空法改正に伴い、有人地帯(第三者上空)での目視外飛行(レベル4飛行)が解禁されることにより、ドローン物流社会の実現が期待される。今回の締結により、ANAHDが提供するドローン配送サービスの通信領域に対して、ブルーストーンが展開するAerial Engineering Solutionを活用。安定した通信環境を考慮した運航ルート開拓の研究・開発により、ドローン運航の更なる安全性向上に繋げる。また、蓄積したデータを基に、上空の通信に関する新たなサービスの展開を目指す。

ブルーストーン / ANAHD