2022年07月29日 16:13

世界文化社は、大人気シリーズ「古民家カフェ日和」第3弾の「金沢 古民家カフェ日和」を、7月30日に発売する。シリーズ前作の「京都 古民家カフェ日和」が、京都の書店員が自信を持っておススメするガイド本を選ぶ「京都ガイド本大賞 2021」リピーター賞を受賞したことで話題に。このたび発売されるのは、そんな人気シリーズ「古民家カフェ日和」待望の第3弾。

情趣ある街並み、加賀藩の時代から続いてきた美意識、豊かな食文化…。本書は、そんな人気観光地・金沢の古民家カフェと、それを受け継ぐ店主の物語を39軒紹介している。築50年以上の建物のかつての姿は、お茶屋、金沢町家、髪結い美容室、診療所など。昔日の面影が色濃く残り、時を錯覚するようなカフェから、現代的に生まれ変わった洗練されたカフェまで、表情豊かに案内する。

金沢という街を見守り続けた建物と店主との出会い、お店のコンセプトなどを、著者の川口葉子さんが丁寧に取材。カフェが生まれた街の歴史や文化も色濃く感じられる一冊となった。金沢市内だけでなく、第4章は加賀市、白山市など、金沢からの小旅行編として楽しめる。

古民家カフェは、土地の気候風土から生まれた伝統的な家屋の様式と、それを現在に生かそうとする人々の知恵の結晶。東京の粋、京都の雅、金沢の艶。読み比べると、それぞれの歴史や文化の違いが浮かび上がる。定価1650円(税込)。詳しくはこちら