2022年07月27日 09:59

福島県相双地方振興局は、KCJ GROUPによる監修のもと、福島県内の小中学生を対象に、キッザニアの街を飛び出して実社会の仕事を体験できるプログラム「Out of KidZania in ふくしま相双2022」を10月1日・2日に開催する。
福島県は、東日本大震災及び原子力災害によって失われた、浜通り地域などの産業を回復するために、当該地域の新たな産業基盤の構築を目指す国家プロジェクト「福島イノベーション・コースト構想」に取り組んでいる。その一環として開催する今回のイベントでは、地元企業などの職業体験を通して、県内のこども達の「キャリア教育」や「地元愛の醸成」を図るとともに、相双地域の産業の将来を担う人材育成につなげていきたいと考えている。
KCJ GROUPは、3歳から15歳までのこども達の職業・社会体験施設「キッザニア」の企画・運営をしている。「Out of KidZania」は、こども達がキッザニアの中で通常体験している仕事からさらに一歩踏み込んで、実社会の仕事を体験したり、そこで働く人たちのインタビューを行ったりするプログラムだ。「Out of KidZania」が福島県内で開催されるのは、今回が初となる。同イベントでは、東日本大震災や原子力災害の出来事を調査・研究、伝承する「学芸員」や酒をつくる「杜氏」、「警察官」や「新聞記者」など約20種類のプログラムを提供する。
参加費は700円(税込)/1プログラム。実施日は10月1日・2日。会場は、福島ロボットテストフィールド(福島県南相馬市)ほか。