2022年07月21日 09:56

レットは、長崎県雲仙市の大規模農家マルヨシと提携してスマート農園である「レット農園」の運営を開始する。

世界では9億人が食糧不足による飢餓状態にある一方で、年間9億トンの食糧が廃棄されている。日本でも毎年612万トンもの食糧が食べられずに捨てられており、食品ロスとして深刻な社会問題になっている。世界を持続可能なものとするための国際目標「SDGs」においても「2030年までに世界の食料廃棄を半減する」という目標が掲げられている。同社はテクノロジーの力で食糧不足や食料廃棄などの食に関わる問題を解決して食の未来を作っていく。マルヨシは、長崎県雲仙市で一番広い農地にて(28町、東京ドーム約6個分。※契約農家含む)四季折々の野菜やお米を栽培。雲仙普賢岳の火山灰が蓄積したことでミネラル豊富な土壌に恵まれ、通年温暖な気候は野菜作りに適している。

「レット農園」では、最先端テクノロジー(AI・ドローン・ビッグデータ・ロボット・IoT・衛星データ等)を取り入れた未来の農業のあり方と、生産段階に置ける未来の食のあり方を模索していく。同社ではスマートフォンひとつで規格外品や在庫過多の食品を簡単に取引できる仕組みを通して食品ロス問題に取り組んできた。今後は食の流通段階だけではなく、生産段階においてもテクノロジーを活用して未来の食の在り方を広く研究していく。なお、同社ではこの取り組みに賛同するパートナー(スマート農業に関するソリューションや技術を持ってる企業)を積極的に募集する。

レット