2022年07月19日 09:59

パルシステム連合会は、7月18日から、2021年12月にフィリピン中南部を直撃した台風22号により壊滅的な被害を受けた「エコ・バナナ(バランゴン)」のカタログ注文受付を再開する。

台風22号は、2021年12月16日から17日にかけてバランゴンバナナの主要産地であるネグロス島をはじめ、ボホール島やミンダナオ島北部の産地を直撃した。ネグロス島では、主要作物であるサトウキビやバナナの畑に甚大な被害を与え、バナナの出荷量は予測収量の8~9割減までに落ち込んだ。パルシステムは現地の被害を受け、毎週のカタログへの掲載を見合わせ、予約登録で商品を届ける「パルくる便」のみで供給していた。被災後半年以上が経過して復興が進み、8月以降は前年度並みの生産量に回復する見込みとなったことから、7月18日からカタログでの注文受付を再開する。

12月の台風は生産者の家屋105軒を全半壊させ、出荷できるバナナがなくなった産地の人々は収入が一時的に途絶える状態となった。パートナー企業のオルタートレード・フィリピン社などの呼びかけに応じ、パルシステムをはじめ海外の団体が2300万円超の支援金を用意し、農地復興と生産関係者の生活支援を進めてきた。支援金は被災直後の食料支援838家族分や全半壊した家屋の修復、倒壊したバナナ集荷場や農場施設復興のための資材等に使用された。

価格は「エコ・バナナ(バランゴン)500g」343円(税込)。商品取り扱いはパルシステムグループ10生協(1都11県)。

パルシステム生活協同組合連合会