
サイバーセキュリティ企業NordVPNの新しい調査 では、今日まで72万点以上のアイテムやデータを22億4634万円で違法に販売してきたダークウェブ闇市場のひとつを分析した。
世界で発見されたアイテムの中には、パスポート、個人のID、運転免許証、電子メール、カード情報、携帯電話番号、オンラインアカウント、銀行口座その他、個人データが含まれている。この研究は、ダークウェブ上で行われる違法行為の危険性について、ユーザーに警告する目的で、外部のサイバーセキュリティ研究者と共同で実施された。
それによると、日本のアイテムやデータの価格は、1297.17円から5574.31円までと幅があった。最も高価なアイテムはクレジットカードのデータで、平均価格は5574.31円。これは、最も安価な日本の個人のメールアドレスの4倍の値段。オンラインアカウントは低価格で取引されており、Netflixのアカウントは1298.47円、Uberのアカウントは1558.16円、Twitterのアカウントは259.69円だった。
電子メールアドレスを一括でまとめて購入し、フィッシング攻撃やその他の悪意のある目的に使用する犯罪者もいる。日本の個人の電子メールアドレスは、リスト一件あたり1297.17円。仮想通貨ウォレットと投資口座は引き落とし口座よりも高く、平均価格は5万1289.37円。オンライン決済サービスのアカウント(PayPalなど)の平均価格は1万2984.65円であり、このカテゴリで最も高価なアイテムは、CashAppのアカウントで、約3万1682.55円だった。