2022年07月15日 15:49

SHIBUYA109エンタテイメントが運営する若者マーケティング研究機関「SHIBUYA109 lab.」は、15~24歳のZ世代を対象に、「Z世代のヲタ活に関する意識調査」を行った。

調査によると、Z世代の8割がヲタ活中であり、日常生活と切り分けているのはわずか1割であることが分かった。ヲタ活をしているジャンル1位は「アニメ・漫画・ゲームのキャラクター・声優」。ヲタ活は今や、多くの人にとって日常化し、Z世代の普段の生活の中に溶け込んでいるようだ。

また、「推しと同じアイテムや推しがおすすめしていたアイテムを購入する」経験や購入意向がある回答者は、約8割と高い数値になっている。インタビューでは、推しの影響を受けて、趣味の幅を広げたり、将来に活きる学習をはじめたという声も聞かれた。Z世代の価値観や進路、学びにも推しが影響を与えていることが伺える。ヲタ活時のファッションの選び方を尋ねると、1位は「推しのカラーを取り入れる」。あくまで自分が普段着ている服装に合わせてヲタ活要素を取り入れている、「ヲタ活ミックス」の傾向が高いことがわかった。

なお、96%のZ世代がヲタクであることを周囲に公表していた。ヲタクであることを知らせている相手については「親しい友達」が約9割、「家族」が約8割と高い数値に。全員に漏れなくヲタクであることをアピールしているのではなく、あくまでヲタ活について話す相手は絞り、「ヲタ活安全圏」の中でコミュニケーションをとっていることが考えられる。