2022年07月15日 12:49

アセットコミュニケーションズは、賃貸住宅のエレベーター保守メンテナンス・リニューアルの課題を解決する「エレベーターDX with BM(ディーエックスウィズビーエム)クラウド」の提供を開始した。
全国のエレベーター100万台(2020年現在)のうち、賃貸住宅・小規模ビルにおける設置台数は約10%の10万台と推計されている。エレベーターは税制上の法定償却年数はわずか17年であり、その主要機器の平均耐用年数は20年、さらにロングライフビル推進協会(BELCA)によるLCC(ライフサイクルコスト)評価指数計画耐用年数は25年だ。リニューアル対象となっている賃貸住宅・小規模ビルのエレベーターは数万台に及ぶが、公共施設・商業施設・分譲マンションと比べリニューアル工事が進んでおらず、賃貸経営における大規模修繕コスト問題も重なり、賃貸オーナーにとって大きな課題となっている。
「エレベーターDXwithBMクラウド」は、クラウド上でエレベーター保守メンテナンス・リニューアル工事の見積および受発注、リニューアル工事の進捗管理、工事後の保守メンテナンス、緊急駆け付け、請求管理などを一元管理できる、クラウド型の不動産向け管理システム。同サービス展開にあたり、リニューアル工事実績4900台、保守メンテ台数6万7500台(2021年3月末時点)の独立系エレベーターメンテナンス最大手、ジャパンエレべーターサービスグループと提携。BMクラウドと連動したエレベーターリニューアル工事、保守メンテナンスの仕組みを構築した。