2022年07月12日 15:35

「audiobook.jp」を運営するオトバンクは、藤沢湘南台病院と連携。入院生活という不安・不慣れな環境下でストレスや睡眠不足を感じる患者のクオリティ・オブ・ライフ(QOL)の向上を目的に、「audiobook.jp 法人版」の導入を7月から開始した。
1万5000点以上のオーディオブック作品を聴き放題で提供する他、病院や医師がおすすめする作品を集めたブックリスト機能を活用。患者がより快適に入院生活を送れるよう、環境を整えるサポートをしていく。医療機関へのサービス導入は、初めての取り組みとなる。
入院生活を送る患者は日常生活とは異なる環境にいるため、環境の変化による睡眠不足やストレスを感じる人が少なくない。患者自身で読みたい本や漫画などを入院時に準備している場合もあるが、患者によっては体を動かすのが難しかったり、高齢で本が読みにくかったりすることも。藤沢湘南台病院では、快適な入院生活を送るために、より患者に寄り添った病院経営を模索していたところ、耳だけで本を楽しめるオーディオブックに着目。快適な入院生活とQOLの向上につなげていくため、オトバンクと連携し「audiobook.jp 法人版」を導入した。
病院側で「audiobook.jp 法人版」が利用できるタブレットを4台用意し、利用を希望する患者に貸し出す。導入初期は特別個室入室者を対象に貸し出しを行い、利用状況や院内のニーズを見て、ダブレットの台数を拡充、個室入室者にも展開する予定。