2022年07月11日 09:11

良品計画は、Found MUJI青山をはじめ全国18店舗、ネットストアにおいて、7月29日~12月8日の間、常滑焼の商品を集めた「Found MUJI 常滑」を開催する。
Found MUJIでは、永く、すたれることなく生かされてきた日用品を世界中から探し出し、今の生活や文化、習慣の変化、品質基準に合わせて、作者と対話しながら少しだけ改良し、無印良品のものとして仕立て直し適正な価格で販売している。窯業地である愛知県・常滑(とこなめ)は、中世から現在まで生産が続く日本六古窯の1つ。650万~100万年前に存在し、地殻変動で消失した東海湖に堆積した粘土が豊富にあり、12世紀初頭においては六古窯最大規模の産地として栄え、丹波や信楽など他の窯業地にも影響を与えた。常滑の粘土は鉄分を多く含み、多くの磁器や陶器に用いる土より低い温度で焼締まりやすく、釉薬をかけなくても水が滲みたり漏れたりしにくい性質がある。古くから、壷や、急須、茶碗、保存用の器、植木鉢など、生活雑器としてだけではなく、土管などの建築陶器などに用いられてきた。
「Found MUJI 常滑」では、常滑の象徴である赤褐色のやきものにとどまらず、それぞれの用途に合わせた土や、釉薬を使わず焼き上げる際の酸素の量で色味を変化させる独自の技術を生かしたものづくりの背景などを商品とともに紹介。皿や急須、植木鉢などを期間限定で販売する。
開催期間は、「Found MUJI 青山/渋谷西武/ネットストア」7月29日~11月24日、「その他店舗」8月12日~12月8日。