2022年07月08日 19:54

八街市教育委員会はNTT東日本と連携、八街市内の公立中学校4校において、「情報・ネットリテラシー教育」に取り組んでいる。今回初めて、新たなICT教材ツールを活用した「情報・ネットリテラシー授業」を、7月11日、八街中学校において実施する。

同委員会では、市内全ての小中学校にWi-Fi環境と学習コンテンツを整備。主体的な学習スタイルを実現することをめざすとともに、情報とネットへのリテラシー育成を推進している。しかしながら、ネットセキュリティに関する知識を網羅的に身につけることや、日常でスマートフォンなどを使用する際にも安全にインターネットを活用することができる対応力を育成する点で課題があった。

新たな「ICT教材」では、生徒へ貸与中のタブレット端末を利用して、「ゲーム形式」により設問への回答を行う。カードに記載された複数の設問に対し、回答の候補が記載されたカードを選択して正誤を確認することで、生徒が楽しく学びながら理解を深めることが可能。情報・ネット社会において想定される出来事を、ロールプレイングのように生徒が自分事として捉えることで学習内容が浸透しやすくなる。

ネットを活用する際の実際の体験に近い状況をカードで示すことで、設問とそれに対する自分のアクションを考えながら回答できる。これにより、ネット社会における様々な対応を、体験的に学習することが可能。検証結果のフィードバックなどを通じて本ツールの有効性を高め、安全・安心な教育現場のICT環境づくりを推進していく。