2022年07月07日 19:00

イーグロースは、ノンプログラマある医師や医療従事者等ユーザ層に向けて、ノーコードで三次元画像に対するAI訓練ツールを開発した。
医用画像を利用したAI開発が盛んに行われているが、医用AIのニーズを最も知る医療従事者の多くは時間的な制約により、AIプログラミングを行うハードルは依然高い。同社は、この問題を解消するため、ノーコードで三次元医用画像に対するAI訓練ツールを開発した。医療従事者らは、プログラミングすることなく、自施設のデータを利用したAI開発やアプリケーション化を簡便に行える。
Growth RTVはDICOM RT/CT/MRIに対応し、本ツールを追加すれば、アノテーション(領域入力)、データ前処理、訓練、学習済みAIの実行、主観評価などをワンストップな環境で実行できる。プログラミング不要で、自施設専用AIの学習からアプリ化(社会実装)まで、最短1~2週間程度で行うことが可能。
AI開発は専用GUI画面で提供され、学習対象領域名や学習設定値を入力し、ボタンをクリックするだけで全AI開発ステップの実施ができる。学習済みAIは、ワンクリックで「Growth RTV」内に登録でき(学習済みモデル配置)、新規に読み込んだ症例データに対するAI実行もメニュー呼び出しで行える。なお、初期リリースでは最もニーズの高い3次元領域自動抽出AIの開発機能を提供し、他用途向け医用AIについても順次対応予定。