2022年07月06日 09:58

東京都足立区は、7月1日、若者の悩み相談を受け付ける専門窓口「あだち若者サポートテラス SODA(ソーダ)」を開設した。
学校や仕事の悩み、メンタルヘルスの不調など、医療的配慮が必要な若者。足立区では、生きづらさを感じている若者の相談窓口がないことや医療機関の受診には抵抗があることで十分なケアができず、孤立してしまい、不登校、中途退学、ニートなどに至ってしまうケースが課題となっていた。「あだち若者サポートテラス SODA」では、若者が抱える悩みを精神科医・精神保健福祉士などの専門スタッフが早期に介入し、医療・福祉・教育・就労などの関連機関と連携したきめ細やかな相談・支援をワンストップで行う。精神科医・精神保健福祉士などの専門スタッフが窓口で相談に応じるだけでなく、関連機関への同行支援、オンラインや訪問による相談にも対応するのも特徴だ。対象者は概ね15歳から25歳前後の足立区内在住・在学・在勤の人。LINEなどで簡単に予約でき、無料で相談を受けることができる。
足立区では「あだち若者サポートテラス SODA」の開設に加え、「高校生の中途退学予防の強化」「中途退学後の支援」を2本柱に、関係機関がネットワークを形成し、専門性を生かして若年者の支援を効果的かつ円滑に行えるようにするための若年者支援協議会を1月に立ち上げるなど、区を挙げて、若者の未来を守るために若年者支援に積極的に取り組んでいる。
場所は東京都足立区千住2-29-2。