2022年07月05日 19:49

寺田倉庫が運営する画材ラボ「PIGMENT TOKYO(ピグモントーキョー)」は、最新の合成無機⻘⾊顔料「YInMn Blue(インミンブルー)」を使用した油絵具を7月5日より数量限定で販売する。
PIGMENT TOKYOは、「色とマチエールの表現」を追求するショップ・ラボ・ワークショップを備えた絵画材料専門の複合クリエイティブ施設。
このたび提供開始する画材は、2009年に発見された新しい合成無機青色顔料「インミンブルー」を用いたPIGMENT TOKYOオリジナルのチューブ入り油絵具。インミンブルーは、オレゴン州立大学(アメリカ)のマス・サブラマニアン教授率いるサイエンスチームが、電気分野で使用するための新しい原料の研究をしていた際に偶然発見された青色で、1802年のコバルトブルー以来、新しい青色顔料としておよそ200年ぶりに発見された。PIGMENT TOKYOでは、この流通して間もない貴重なインミンブルーの顔料を販売していることから、オリジナルの商品として油絵具の企画に取り組んだ。
PIGMENT TOKYOは、専門知識を携えたスタッフを擁し、これまでにもメーカーや企業と協働し、和紙や膠といった伝統画材に加え、最新素材を用いた商品を開発してきた。今回の業界先駆けとなる取り組みを通して、新たな画材の可能性を発信していく。
「インミンブルー油絵具」6号チューブ(20ml)は、価格8800円(税込)。PIGMENT TOKYOおよびオンラインショップにて取り扱う。