2022年07月05日 19:02

「JAフルーツ山梨」の農作物の盗難防止実証実験に、ソラコムのクラウドカメラサービス「ソラカメ」が採用された。

近年、生産者が丹精込めて育てた収穫前の農作物が盗まれるという問題が全国各地で起きている。山梨県は、ぶどう、ももで日本一の生産量を誇っており、防犯パトロールの経費や防犯カメラの設置費用などを補助する支援制度を設けるなど、盗難対策に力を入れている。このたびJAフルーツ山梨では、ももやシャインマスカットなどの農作物の盗難対策のひとつとして、クラウドカメラーサービス「ソラカメ」を導入した。主に、夜間の農場の様子をカメラで撮影し、そのデータをリモートからリアルタイムで見られるようにするほか、夜間の監視パトロールと連携して盗難防止を強化する。

「ソラカメ」は、カメラの映像をクラウドに常時録画できるクラウドカメラサービス。1台から導入できる、初期費用2980円の設置が容易なカメラを提供し、利用者はスマホを用いてクラウドカメラを数分で迅速に導入できる。映像はIoT通信を用いてクラウドに常時録画しており、過去の映像確認も容易。また何か動きがあった際には「モーション検知」機能により、関係者にアラート通知する。

今回導入するクラウドカメラサービス対応の小型カメラ「ATOM Cam2」は、一辺約5cmと小型・軽量で、磁石やカメラ台座に対応。広角、フルHDの高解像度、夜間でもカラー映像で撮影できるカラーナイトビジョン、赤外線LEDによる白黒撮影も可能となっている。