2022年07月05日 09:56

港区立みなと科学館は、気象庁・自然科学研究機構連携講座を7月から5回シリーズで開催する。
2020年1月、港区は、みなと科学館の利用者が、より専門的な研究や本物の素材に触れる機会を充実するため、気象庁、自然科学研究機構それぞれと、連携協力に関する協定を締結。今般、この協定を具現化する場として、みなと科学館において新しい連携講座を実施することになった。連携講座では、熱中症や地震といった身近な話題から、専門分野における最先端の研究をわかりやすく紹介。気象や自然科学に対する理解や、防災意識の向上を図るとともに、高校生・大学生も対象とし、将来の進路・職業選択の道標にしてもらいたいと考えている。
みなと科学館は2020年6月に全館オープンし「まちに息づく科学の発見と探求」をコンセプトにした常設展示コーナーや最新鋭の投影機器を備えたプラネタリウムを中心に、都心での学習・体験拠点を目指し、科学に関する各種イベントや企画展示、学校団体の受け入れ等、様々な活動を行っている。今回の連携講座は、通常のイベントより専門性の高い知見を得ることができるシリーズとして、気象庁、自然科学研究機構の最先端の研究に携わる研究者、職員、推薦する講師を招聘。高校生以上の大人を対象に、身近なテーマを最新の研究成果とともに紹介する。港区立の施設であるみなと科学館が媒介となることで、三者それぞれの得意分野を活かし、多くの市民に従来なかなか接することのできなかった研究者らから直接話しを聞く機会を提供することができるようになった。