2022年07月05日 09:22

港区立みなと科学館では、7月13日~9月11日まで、夏の企画展「みんなの鉄道展~線路は続くよ未来まで」を開催する。新橋~横浜間の鉄道が開業して150年となる今年。本企画展では鉄道に関する様々な展示や体験を通し、港区から始まった日本の鉄道150年の歴史を振り返るとともに、科学技術と人・環境との関係について考える。
企画展は「プロローグ」「鉄道の進化」「鉄道と人のつながり」「エピローグ」の4つの章で展開。展示の目玉は、鉄道開業当時、新橋~横浜間の運行の主力として活躍した通称「一号機関車」の段ボール製実物大模型。日本の鉄道黎明期の姿を段ボールで再現した姿は迫力満点だ。また、体験型展示や関連イベントも多数開催する。夏休みにぴったりな「みんなの鉄道展」の見学は無料。
企画展のプロローグでは、鉄道年表と合わせて、150年前の様子と歴史を振り返る。鉄道開業当時を描いた浮世絵パネルや、JR東日本高輪ゲートウェイ駅周辺工事で出土した高輪築堤跡の様子等、現在多くの電車が行き交う港区に、初めて鉄道が走った頃の姿に思いを馳せてもらえる展示になっている。
「みんなの鉄道展」では、関連イベントも開催。ゆりかもめの車両基地見学会や高輪ゲートウェイ駅見学会、気象庁地震火山部から講師を招いた交通インフラと地震津波防災に関する講演会のほか、テーブルサイエンスも会期中毎日開催する。
港区立みなと科学館2022夏の企画展「みんなの鉄道展~線路は続くよ未来まで」は、7月13日~9月11日開催。※期間中は休館日無し。