2022年07月04日 15:59

陶磁器・雑貨卸の二明商店は、使用済み陶磁器が20%含まれた美濃焼のリサイクル食器「めぐり陶器」の新シリーズを、応援購入サービス「Makuake」にて7月3日、先行発売を開始した。

陶磁器は「陶土」という天然資源を原料としているが、陶磁器は捨ててしまうとそのまま土に還らず、1万年経ってもその形を残すため「陶土」に戻ることはない。昨今のサスティナブルな流れに合わせ、少しでも環境に配慮した商品を開発できないかと考え、美濃焼事業者が集まり、開発したのがRe-食器。

Re-食器は、自治体などが回収した使用済み陶磁器を粉砕して陶土に混ぜて「リサイクル土」を作り、そのリサイクル土を使って作られた食器。このサイクルは、ゴミ削減、埋立地拡大の抑制や天然資源である陶土の節約といった環境保全につながる。同社では、この流れを絶やさず、さらに普及させるために「めぐり陶器」というブランドを立ち上げ、開発をおこなった。

「めぐり陶器」の新シリーズ「grace(グレース)」は、シンプルで飽きのこないデザインで、トレンドのくすみカラーの食器。側面に描かれた縦縞模様は、日本を代表する伝統文様のひとつ「十草(とくさ)」がモチーフ。おかず、メイン、スープ、サラダなど様々な献立に対応できるよう3サイズを用意。サイズの異なる器でも重ねることができ、高さが出ないのでコンパクトに収納することができる。リサイクル陶器だからといって、見た目や性能が劣ることはなく、電子レンジ、食洗機も使用可能。詳しくはこちら