2022年06月29日 16:02

瓜生山学園京都芸術大学 京都伝統文化イノベーション研究センター(KYOTO T5)は、Whole Love Kyoto(CHIMASKI)と共同で、「在りし日の京都」にフォーカスを当てた手ぬぐいを制作した。
京都芸術大学は、2018年に「京都伝統文化イノベーション研究センター(KYOTO T5)」を設置した。目的は、京都における伝統文化の継承・発展に寄与すること。伝統文化資源の発掘・再評価→資源・人的ネットワークのリ・デザイン研究→事業化(地域活性化・製品化)というイノベーションサイクルを高度化させる取り組みを推進している。
今回、販売するのは、これまでKYOTO T5の活動を通して見つけた、京都の伝統文化の中で見られる面白い物事を手ぬぐいに仕立てたもの。歴史・文化の街と言われる京都だが、時代に揉まれ変化してきたものは少なくない。KYOTO T5に在籍する学生約50人が、これまでのリサーチ活動で見て感じてきた失われつつある文化について、それぞれ考え、デザインに起こし、手ぬぐいにさせるコンペを実施。採用された手ぬぐいは3案で、それぞれWhole Love Kyotoで製品化した。
採用されたデザインは、「うなぎの寝床」「錺金具(かざりかなぐ)の道具(鏨・たがね)」「菓子木型」がモチーフになっている。「在りし日の京都」をテーマにした手ぬぐい販売は、7月2日から市内の提携先店舗とオンラインショップWhole Love Kyotoにて予定。