2022年06月27日 09:08

黒川温泉観光旅館協同組合は、6月26日「露天風呂の日」から、露天風呂めぐりの「入湯手形」の機能とデザインを1986年の販売開始から初めて刷新する。

黒川温泉郷では、30軒の宿と里山の風景すべてを「一つの旅館」ととらえている。それを表す言葉が「黒川温泉一旅館」。道は廊下、木々や花は中庭の植木、温泉もお宿も一つの大きな旅館の中にあるという考え方だ。そのような地域全体で人々を迎える地域理念のもとに、1986年から各宿が持つ露天風呂を自由に巡る「入湯手形」のしくみが始まった。時代は過ぎ、コロナ禍において世の中は大きく変化した。守るべき黒川一旅館の理念は大切に受け継ぎながら、今の時代に向き合うことで新たに3つの魅力「地域通貨としての入湯手形に」「入湯手形を自分好みにカスタマイズ」「売上の1%は、自然資源の保全活動に還元」が生まれた。

「入湯手形」は、黒川温泉の旅館27カ所の露天風呂の中から、1枚につき、好きな3カ所の温泉を選んで入浴できる。新しい「入湯手形」は、地域通貨となり黒川温泉街全体で使えるようになった。露天風呂だけでなく、飲食やお土産に利用可能。また、手形をご利用の際には、手形の表面に判子(スタンプ)を押印。判子は各旅館のオリジナルデザインが施されており、湯めぐりを楽しみながら自分だけの手形ができあがる。さらに、入湯手形の売上の1%を温泉街の景観づくりや、自然環境の保全活動に還元していく。

料金は、大人1枚1300円、こども1枚700円(すべて税込)。有効期限は購入から6カ月。

黒川温泉公式サイト