2022年06月16日 15:48

sembear合同会社では、2022年1月~3月の3カ月間にわたり、宇都宮市広報広聴課のデジタルを活用した「攻めの情報発信」の実現にむけた、アドバイザー業務を実施した。

同社は2021年11月より、国内の地方自治体に向けたデジタルマーケティング支援サービスを正式に提供開始した。目的は、コロナ禍における市民への情報発信や、観光需要の減少による収益低下を克服するためのふるさと納税施策など、自治体におけるデジタルを活用した取り組みの推進・改善。

情報発信の手法には、目に付く場所に情報を配置することで情報を届けるPUSH型情報発信と、ユーザー自らの意思で情報を探し取得するPULL型情報発信がある。これまでの広報広聴課では、PULL型の情報発信を強化。ウェブサイト情報の充実により、生活・生命に関わる情報を確実に取得出来る環境の構築に重点を置いていた。一方で、情報そのものを認知していない市民にどの様にアプローチするか、特に市の政策をより多くの人に知って欲しいという点が課題となっていた。

そこで「攻めの情報発信」を強化。中核となったのは、「ウェブサイトの分析レポートの提供」「自治体職員に対する研修プログラムの開発」「デジタルマーケティング支援」の三領域。特に改善が見られたのは、「コロナワクチン接種3回目」の情報発信に関してで、表示結果から公式ウェブサイトへの遷移率が0.47%から、5.03%へと大きく改善した。今後も、地方自治体のさらなるデジタル化による住民サービス向上と自治体外部からの収益向上を支援していく。