2022年06月15日 12:42

キャドセンターは、丸の内周辺の街並みを3DCG で精密に再現した都市データ「街バース」をリリースした。グローバルインフォメーションの調査レポートによると、3Dマッピング・モデリング市場は、2020年に47億9000万米ドルの規模に到達。その後、2021年から2026年の間に、17.51%の年平均成長率で推移し、2026年には126億米ドルに達すると予測されている。
このように3Dデータ市場が拡大する中、リリースされたのが、キャドセンターによる「街バース」。既存の3D都市データの多くは、現実には存在しない都市であったり、都市を上から見渡す画角で再現されたりすることが一般的。しかし「街バース」は、現実の都市空間を忠実に再現、都市空間を「アイレベル」(人の目線の高さ)で見られるという2点を最大の特徴としている。特に、東京駅周辺の3Dデータをアイレベルで再現し、それをリアルタイムCG分野のデータフォーマットとして提供することは、日本初の取り組みと言える。
多くの人が活用できるよう、提供データの形式は、UnityやUnreal Engineだけではなく、汎用3Dデータ形式のFBX形式など様々なデータフォーマットに対応。構築数百万円という価格で販売していた3D都市データだが、「街バース」においては、戦略的なプライシングで提供を開始する。
市場の裾野を広げると同時に、更に色々な企業との共同開発を活発化し、実行の際は追加の値下げを行うことで、より多くの共創を生み出したいとしている。定価50万円(税別)。詳しくはこちら。