2022年06月09日 15:40

伊藤超短波とH2L株式会社は、脊髄損傷をはじめとする神経障害による麻痺患者向けに、H2LのPossessedHand(R)︎やBodySharing(R)︎技術を活用した手指動作に関するリハビリテーション機器を共同開発している。この度、6月23日~25日に横浜にて開催される「第59回日本リハビリテーション医学会学術集会」にて、共同開発中の製品を展示する。
伊藤超短波は、日本初の超短波治療器を開発。以来、物理療法機器のパイオニアとして数多くの物理療法機器を開発している。高い信頼性と技術力により開発された製品は、医療のみならずホームケアから美容関連、スポーツ分野まで幅広く用いられてきた。また海外展開も積極的に行い、世界100カ国以上に製品を輸出しており、「ITO」ブランドは海外でも確実に知名度を上げている。
一方、H2L,Inc.は、他者、バーチャルやロボットと身体の体験共有するBodySharing(R)︎の研究開発、事業開発を行っている。筋肉の膨らみから、手の動作や力の入れ具合などの固有感覚を検出するセンサー技術と、多電極の電気刺激を腕に与えて手指の動作をはじめとする固有感覚を伝えるアクチュエーション技術に強みを持つ。
主な製品は、米 TIME誌「未来を変える50の発明 2011年」に選出された「PossessedHand(R)」や、スマートフォンでジェスチャから力の入れ具合まで入力する「FirstVR(R)」など。これらの技術と、アバター合成技術や遠隔操作ロボット等を組み合わせ、BodySharing(R)︎を実現していく。