2022年06月09日 12:44

Final Aimとstudio仕組は、400年以上の伝統を引き継ぐ刀鍛治職人と、最新のAI(人工知能)とWeb3テクノロジーを融合させた日本刀のアート作品「TACHI」(タチ)を発表した。
大阪・奈良で400年以上の伝統技術を引き継ぐ15代目河内守國助である河内國平さんが渾身の想いを込め制作した日本刀。さらに、最新のAI(人工知能)とWeb3テクノロジーを融合させることにより、これまでにないデザインと新たな鑑賞方法を実現した。
制作にあたっては、機械学習とクラウドコンピューティングをコア技術とするジェネレーティブデザインという最先端の3Dモデリング手法を導入。快適なグリップ、強度の最大化、材料設定と使用量の最小化、デジタル製造プロセスなど各種パラメータを人工知能が受け取り学習し、最適な3Dデータを生成した。まるで動物の骨格や植物の葉脈を想起させるアウトプットは、職人が魂を込めた刀身に生命力を与え、これまでにない革新的なデザインが生まれた。
デザインプロセスから最終3Dデザインデータまで、Final Aimが展開するデザインとデジタル製造業のWeb3プラットフォーム「Final Chain」上で統合管理。ブロックチェーンなどによるWeb3テクノロジーを活かし、デザインやデジタルファブリケーションにおける真正性やオーナーシップなどの課題を解決。実物の作品にも証明情報を刻印することで、リアルとデジタルで相乗的に価値を高めるデザインを実現した。