2022年06月08日 15:55

DEPARTUREは、返礼品の代わりにお金(キャッシュ)がもらえるふるさと納税サイト「キャシュふる」を6月8日にリリースする。

一般的なポータルサイトでは返礼品がもらえるが、「キャシュふる」では返礼品の代わりに、寄付金額の20%のお金がもらえることが最大の違い。その他に大きな違いは無く、当然、寄付金控除を受けることができ、税金の控除・還付の申請も他のポータルサイトと同様のやり方で行うことができる。寄付の募集期間であれば、好きなタイミングで好きな金額だけ寄付を行える。「キャシュふる」は、「返礼品がいらない人」からふるさと納税に関する業務(納税先、納税のタイミング、納税額の決定、返礼品受領権の売買)を受任。返礼品受領権を「返礼品が欲しい人」へ販売することによって得た売上から同社手数料を引いた金額(寄付金額の20%)を渡す。

度々メディアで取り上げられるほど、ふるさと納税ポータルサイトの手数料によって自治体の収入が圧迫されている。ふるさと納税を行う自治体は経費を50%に抑えなければいけない中で、ポータルサイトの手数料は平均10%で、更にオプションをつけると20%近くなるポータルサイトもあると言われており、2020年度は674億円もの費用がかかっている(総務省「ふるさと納税に関する現況調査結果」)。その負担は非常に大きく、返礼品の内容量を減らすなど工夫している自治体も少なくない。「キャシュふる」では直接自治体へふるさと納税を行い、674億円かかっている手数料を0円にすることを目指す。

キャシュふる