2022年06月03日 12:29

株式会社「ベーシック」は、脳血管内治療の指導に特化した遠隔指導支援サービス「DxDoor Neuro」(ディーエックスドア ニューロ)を、6月3日から発売する。
これはベーシックが開発した遠隔指導システム「DxDoor」をベースに、2021年3月10日より順天堂大学と共同研究を開始。実証検証で得られた成果をもとに、脳血管内治療の施術時において医師が必要とする機能を追加したソリューションとなっている。特徴は、手術時コミュニケーションに特化したインターフェースと、導入から配信開始まで簡単にセットアップできること。また、Webブラウザ対応で指導医は外出時の利用も可能である点。
両者は共同研究において、手術時における指導医による遠隔からの支援時に不可欠な条件や技術要素を検討してきた。そのなかで、治療内容によって、画像の解像度や音声の品質を迅速かつ適切に変更できる機能を追加。それにより通信環境が良好とは言えない環境においても、安定的に、遅延なくコミュニケーションをとることが可能なシステムに改良することができた。
また、複数の血管撮影画像から指導に必要な画像を選択し表示させる機能や、共有している画面上で使用できるポインタ機能も追加。さらに、遠隔指導にリモート参加している複数医師間のコミュニケーションを円滑に行えるペンツールやチャット機能等を追加搭載し、脳血管内治療に即した、利便性の高いシステムとすることができた。