2022年06月02日 12:18

フルティフルは、園児の置き去り事故を防止するためのQRスマホアプリ「QRだれドコ」をリリースする。

バスでの送迎や散歩などの園外活動において園児が置き去りになる事故が取り上げられている。一方、園で働く保育者の肉体的・精神的負担も増加。保育士から見た「負担となるもの」についての調査では、保育士の人数不足、保護者からの苦情、持ち帰る仕事が上位5位にランクインしており、保育者の負担の軽減も急務となっている。今年も夏を前にして熱中症対策が取り上げられ始めている中、置き去り問題に対する具体的な解決策は見えていない。幼稚園や保育園などでICTが徐々に進みつつあるが、書類作成などの業務をカバーするサービスが多い一方、園児の安全にフォーカスした小規模なサービスはまだ少ないと言える。

「QRだれドコ」は保育者と保護者のリアルタイムな情報共有によって置き去り事故を限りなく0に近づけ、同時に保護者への報告負担を軽減する小型サービスとして開発された。「QRだれドコ」は、送迎バスに乗った時、園に入った時、園外に出る時などのタイミングで園児のQRコードをスマホでスキャンし、園児の置き去りがないか確認することができる。子どもの園への出入りや園外での活動場所を保護者と共有することが可能だ。スマホで利用できるクラウドサービスなのでアプリのインストールも不要。確認用メールアドレスがあれば無料で登録・利用できる。

サービス利用料金は無料(幼稚園、保育園の場合。199人の登録まで)。サービス開始日は6月3日。

フルティフル