2022年05月31日 19:12

JR西日本メンテックと大阪ターミナルビルは、お掃除ロボットとエレベーターが連動して、複数フロアをロボットが自動乗降し、掃除する実証試験を開始した。
JR西日本メンテックは、JR西日本の駅や車両、駅ビルの清掃を担っており、大阪ターミナルビルは、大阪ステーションシティの運営・管理を担っている。これは将来の労働力不足に対する取り組みであり、お掃除ロボットとエレベーターが連動し、自動乗降するのは関西初の取り組みとなる。
これまで、人が行っていたカーペットのお掃除を代わりに行うロボットは有ったが、次の階へ行くには人の手を必要としていた。今回、その人手が必要なエレベーターへの乗降や昇降をロボット自身で行えるCYBERDYNE社の清掃ロボット「CL02」を使用。人手不足の解消に合わせ、これら深夜帯に行われる仕事の労働環境改善に貢献できることを期待し、検証していく。使用箇所は、大阪ステーションシティ ノースゲートビルディング オフィスフロア。5月から実証試験を開始する。
これまでも両社は、JR西日本グループの一員として、将来の労働力不足が事業継続にとっての重要な課題と認識し、清掃ロボットの導入に取り組んできた。さらなる導入箇所の拡大を目指して、今回の実証試験を開始。今後、人とロボットが共存しながら世の中に貢献できる仕組みを目指して検証し、今後他のビルへの展開に向けて取り組んでいく。