2022年05月30日 16:11

エクサウィザーズは、ケアコネクトジャパンと業務提携を開始した。このたびの業務提携では、エクサウィザーズがもつAI技術と、ケアコネクトジャパンがもつ介護記録ICT化率96%のノウハウにより蓄積された介護ビッグデータを活用。介護現場をアシストし、ADL維持や自立支援促進等のアウトカムにつなげる新システム創出に向けて共同開発を開始する。

介護業界では人手不足が深刻化。しかし、同時に、利用者の自立支援・重度化防止に向けて介護報酬におけるアウトカム評価が求められている中で、より簡単かつ正確に介護記録をとることの重要性が一層増している。一方で介護記録のICT化率は業界全体で現在約50%以下に留まっており、足元での普及が遅れている。

本課題に対し、エクサウィザーズとケアコネクトジャパンは業務提携を通じて両社の強みを活かし、最大多数を占める介護現場をアシスト。それにより、介護記録のICT化率を80%以上に引き上げ、介護記録環境の標準化を目指す。

本取り組みの一環として、エクサウィザーズが提供する介護記録AIアプリ「CareWiz ハナスト」と、ケアコネクトジャパンが提供する介護記録ソフト「CAREKARTE」をバンドル提供。また、「ハナスト」で培った音声入力×AIの訪問系サービス向け展開によるシステム強化も行い、より多くの介護サービス事業者へ介護記録環境を整備。両社で長期的にハナストの導入事業所数2万事業所以上への拡大を目指し、2023年度に1000事業所への導入を目指す。